旭出版とつくる「新しい同窓会のカタチ」

今あえて同窓会名簿を作る理由

個人情報を開示することに抵抗がある卒業生も増え、またSNSなどで簡単に緩いつながりを持つことができる今の時代に、同窓会の名簿を作る意味はあるのでしょうか?

同窓会には必ず目的があります。
母校の歴史・文化が個々に異なるように、同窓会設立の目的もそれぞれです。

どのような目的にしろ、その目的を果たすために同窓会は機能しなければなりません。
また 何千人・何万人という会員にその目的を正しく浸透させるために、組織的に運営されなければなりません。

同窓会が「目的のために正しく機能」し、「組織的かつ効果的に運営」されるためには、正確で完成度の高い会員名簿が必須となります。
またそのような名簿があることで、会員に対して「事務局の信頼性」「情報の正確性」「責任の明確性」という価値を提供することができます。

一方で従来の運営方法では、今求められる「情報のスピード」「ボトムアップの情報発信」に欠ける一面があるのも事実です。ここをフォローできるのがSNSなどのコミュニティ型ネットサービスです。ただしそれらSNSはあくまでツールに過ぎません。

同窓会運営の柱は同窓会名簿。
そして正確で完成度の高い名簿を作るための経験とノウハウが旭出版にはあります。

これからの同窓会のカタチ

2000年頃より、それまで活発だった高校や大学の同窓会活動がその求心力を失い始め、規模や活動を縮小せざるを得ない状況が見られるようになりました。
最近では、少子化による会員数の減少・住所不明者の増加・役員の高齢化・若手離れ・母校の統廃合などにより同窓会活動を停止するところも少なくありません。

もう同窓会は人々に求められていないのでしょうか?

いいえ、私たちは「コミュニティ」に対する人々の考え方が変わった今この時代にこそ、同窓会は大きな役割を果たすことができると確信しています。

近年連発する災害・地方の過疎化・少子化など、国として社会としてその基盤を維持することが困難な現代において、人々がその所属や世代を超えて問題意識を共有し自律的に助け合うことで、地域を・コミュニティを守っていこうという考え方・活動が活発化しています。これは多くの同窓会の目的にも共通するところです。

これからの同窓会は、このコミュニティに対する新しい価値観に対応していく必要があります。従前のように事務局からの一方向な情報発信、トップダウンだけの組織は今、求められていないのです。

同窓会は、同窓の友・先輩後輩でありながらも、多様な価値観・知識・スキル・ネットワークを持つ幅広い世代の会員を束ねる、無限大の可能性を持った有機的な組織になり得ます。
社会・地域や母校の発展に寄与することはもちろん、新しい価値感や文化・経済を創造することもできるはずです。

旭出版は、今の時代にこそ同窓会の可能性を確信しています。

同窓会は楽しいところ。楽しければ人があつまる。人があつまれば何でもできる。

株式会社旭出版 代表取締役社長 田邉 博喜

株式会社旭出版 代表取締役社長 田邉 博喜

2021年2月8日